廃乾電池・廃蛍光灯・水銀の処理処分リサイクル

日本唯一の水銀リサイクル処理企業

水銀について

水銀の性質

ボルトが浮いている水銀

イトムカ鉱業所で回収・リサイクルされる水銀ですが、他の金属にはない特殊な性質を持っています。常温・常圧で液体である唯一の金属水銀元素で、銀白色に輝いています。比重は13.6で鉄よりも重いので、鉄のボルトなどを金属水銀に入れると、まるで水に浮く木片のように水銀の上に浮かびます。

主な性質
銀白色液体 (常温において唯一の液状金属)
無臭
原子量 200.59
比重 13.6(20℃)
融点 -38.84℃
沸点 356.58℃

水銀の毒性

水銀が人体に取り込まれることにより、急性から慢性まで様々な中毒症状が現れます。体内への吸収経路としては、蒸気を吸い込む経器吸入、皮膚への付着など による経皮吸収(蒸気としても経皮吸収される)、飲食などによる経口摂取があります。また、水銀は容易に気化することから地球規模での循環があり、“バク テリア・プランクトン→小魚→より大きな捕食魚→動物・人間”等といった食物連鎖による生物濃縮が問題視されています。
このようなことからも、水銀は環境への排出がないように慎重に扱うことが大切です。

主な毒性例
急性中毒 腹痛、嘔吐、下痢、歯肉炎、肺炎、腎障害、循環器障害
慢性中毒 歯肉炎、手のふるえ、頭痛、不眠、倦怠感、脱力感、食欲不振、歯肉出血、腎障害、聴力障害、視野狭窄
水銀化合物が付くと、皮膚炎を起こしたり皮膚から体内に吸収される可能性があります。
安全データシート(SDS)PDF(1.38MB)
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水銀の用途

水銀製品

水銀は常温で液体であること、比重が大きいこと、金属と合金を作りやすいこと等から、昔から様々な分野で有用な物質として扱われてきました。奈良の大仏を 建立するとき、金メッキを施すのに大量の水銀が使用されたり、朱色の顔料としても古くから使用されています。また、ひと昔前は苛性ソーダ製造用の電極とし て水銀の需要がありました。(今は水銀法による製造は国内で行われていません。)その他、俗に「赤チン」と呼ばれた消毒薬はマーキュロクロムといい、これ は水銀の持つ殺菌作用を利用したものです。近年、公害問題への配慮から水銀の利用は減りましたが、現在でも多くの分野での利用があります。

用途
昔の用途 製錬、メッキ、アマルガム、農薬、火薬、医薬品、苛性ソーダ製造、乾電池
現在の用途 蛍光灯、液晶バックライト、水銀ランプ、水銀電池、銀電池、空気電池、水銀スイッチ、水銀リレー、計器類、ワクチン防腐剤(チメロサール)、ガス検知管、研究用試薬、顔料
最新の用途 実験用金属